このブログ内を検索可能

2017年9月26日火曜日

USJ ホラー系アトラクション作戦

ちょっと現在昨日の飛び降りで筋肉痛と軽い打撲となったので、あまり激しいことはできなかった。まあとはいいつつもUSJにまで行ったが…。
さて、ちょっと前から計画していたホラー系アトラクションを体験しようかという考えに至った。

我は昔からそれほどホラー系に対する恐怖はあまりなかった。
だが血液などは苦手で、注射などはたまらなく嫌だった。しかしそれより浣腸のほうが嫌だった記憶があるが…。
生駒山上のお化け屋敷も、特に怖いことはなかった。

基本的にホラー系の怖さといえば、得体のしれない何か、暗い、狭い、などが挙げられるはず。
あと自分がやられるかもしれない怖さ。

USJのゾンビナイトは、当然怖くて行こうとはしなかった。
…しかしだ。いろいろと経験した我にとっては、もはや恐れるものは銃と刃物と高さと速さ(力)と蜂くらいになった。(もう少し考えると何個でも出てきそうな気がするが、「高さと速さ」だけでこの世におけるあらゆる危険な出来事を網羅している気がする。
…例えば
銃で撃たれる→弾丸の質量は小さくても圧倒的な速度により運動量が大、結果破壊力増加
ナイフで刺される→先端部の表面積が狭く、圧力と力の関係、加えて刺すときの速さで体貫通
落下して死ぬ→位置エネルギーの運動エネルギーへの変換により力となって体を変形させる
溺死する→水中で息を吸おうとすると圧力の関係から水を吸い込まざるを得なくなり肺胞が…
交通事故→自分とともに動く車の急停止で、慣性の法則とma=Fにより多大な力を受けやられる
焼死→空気分子の激しい運動によって熱が伝わって体内のたんぱく質構造が破壊
爆死→ガチャで視力検査(右)ばかり引いて金の損失による精神的ショックによる…そっちじゃない
これらの例から、我々を恐怖たらしめている原因は、体を変形させる「力」そのものであることが究極的にわかる。)

ホラーアトラクションといっても何人に一人かは死んでしまう、とかいう危険なものではない。
血を献血の時以上に抜かれて死ぬ恐怖を味わうわけでもない。
耐えがたい痛みにさらされ続けて精神を蝕まれるわけでもない。

そう考えれば、ホラー系アトラクション、恐るるに足らず。

3.5mから飛び降りたり、献血したり、激しいGを浴びたり、足のつかない海で泳いだりということを経験している我にとって、もはやそこらのホラー系はもはや失笑レベル、あるいは達観レベルになってしまっている。ひどいときはお経が流れたり狭くて暗い部屋に行くと逆に落ち着いてしまうほど。

あとなぜか自分は危険な状況になるとやけに冷静になるという謎の特性がある。
夢の中や現実世界で何度か体験している。例えば
車から飛び降り(夢)→受け身はもちろん、後続車、地面の状況、前方の障害物の有無
落水(現実)→経験がほぼないにもかかわらず、暴れるどころか完全に停止。
ナイフ襲撃(夢)→近くの椅子で応戦したり物でバリケードを作ったり飛び降りたり…

あ、しかし高所では冷静になれずとりあえず何かにしがみつくっぽい。

「ホラー系アトラクションで自分が怖がって悲鳴を上げたり泣き叫ぶはずがない」

そう信じてやまないからである。

だがこれが本当なのかどうかは、実際に体験していないのでわからない。
体験してもないのに、怖くないだろうから余裕というのは勝手だが、それで攻略したつもりになるのはまだ早い。ジェットコースターなども、乗ってみて初めてその真価に気づくのだから…。

よって我は夏休みが終わるまでの近日中に、ホラー系アトラクションを体験したい。
だがあいにく、現在飛び降りによって筋肉痛などを発症してしまったので、回復を待ってからになる。
ただ、我、リアクションにかなり乏しいので、おそらく驚いたりはするだろうがたぶん終始何が起こってもほとんど声を上げないことが予想される。場の雰囲気(ある程度怖がらないと盛り上がらないなど)を壊しそうでちょっと心配。
あと待つのが嫌で、30分を超えるともう待たなくなる。そらまあ、誰も話す人がいなく、スマホも持っておらず、ただじっと立ち続けるとか、やってられない。

そういうわけで、我が挑戦したいアトラクションは、デッドマンズフォレスト、チャッキー、トラウマあたりになるか…。だがあまり虫は好きではないし…。

さすがに失神はしないだろう。献血でも大丈夫だったしジェットコースターでも大丈夫で、夢の中での大量出血や現実での目の前が真っ暗になった立ちくらみでも意識を保っていられたくらいなので。
それに我がホラー系を得意とする理由の一つに、理学部数学科であることが挙げられる。
要するに、現実と仮想の世界の区別をつけられる、ということ。

物理法則をそこそこ知っている我々にとって、例えばこういう問題ははなはだ疑問の対象。
アニメなどで、高所からの落下の危機にある状況で、あるキャラは普通にどれだけの高さからでも飛び降りられるのに、ある条件下ではまさに危機的に表現される、とか、
地面に激突して地面に人型の穴が…とか吹き飛ばされて空中で姿勢転換して壁をけって反撃…とか、明らかにあり得ない。
(なぜありえないかという理由を付け加えると、一つ目はもう空気抵抗と落下の関係と人体の耐衝撃性(個人差は結構あるっぽいが)から経験的に導けることだし、二つ目はどう考えても硬い地面が一瞬で穴が開くほどの圧力がかかるはずがない。それは人体の重さと終端速度の考慮によりわかってくる・三つめは作用反作用の法則で、空中は基本的に反作用の影響を受けることが難しい(ロケットなどは莫大な作用を及ぼしているから可能だと思うが)ので、手足を動かしただけで空中で姿勢変換(=力を受けての回転運動など)ができるはずがない。ていうかそれができるなら飛び降りた人はがんばって脚から着地しているはず…。あと壁を蹴るというが、蹴った後再び飛び出すということは、高所から飛び降りて再び相当な高さまで無傷で飛び上がれる、というのと同義で、そんなことができるのはばねくらいである。)

そういうわけで、たぶん我はテラー耐性があるはずなので、それを証明すべく挑戦する。
…まあまずは体の回復が先だが。