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2017年4月7日金曜日

物理実験 「水」実験とその感想(第3日目)

本日、明らかに体調不良ながらも、寝た後やっぱりプールに行きたくなったので、体調がわずかに好転したので、新たなプールへ行くことにした。

なぜそこへいったか。今日は体調が優れず、あまり遠出したくなかったからでもあり、何よりここ、
水深1.5mのプール、ということで、深いプールを好む我はそこへ行くことにした。

いったんだがや。残念ながら、実質的な水深は1.3mほどしかなかった。
自分の背の高さでいうと、脇くらいの高さ。もちろんそんなんなので、立ち泳ぎの練習などできるはずもなかった。ただフリースペースは広く、かつ場所によって深さが違った。まあ最高水深で1.3m程度だったので、端はもっと浅かったが。学校のプールのような感じ。

それで我は1時間半ほどここで背浮きなどをしてみた。
そこで背浮きに長いこといろいろな試行錯誤を繰り返して挑戦してきた我がレポートする。

着ている服はもちろん水着で、浮力はないといってもいいだろう。加えて、腕に鍵をつけ、ゴーグルにキャップをするので完全な生身よりは浮力が低下する。
それで、まずは浮き身ということで、やはり仰向けの体勢になる。

まあ、そこまではいつもどおり。なおうつ伏せでも手と脚を使えば仰向けにすぐになれるが、今日、脚だけでも簡単に姿勢転換ができることが判明。ただやり方は…。
なんかやり方はよく分からない、説明がつかない。ただ、なぜかできる。

それはおいといて、背浮きの姿勢になり、ちょうちょ泳ぎで進んでいこうとする。だがまあ最初は進む。しかしこの泳ぎ方で脚が沈まず万能かと思われた…が。

どうも30mくらい?進んでいくとなぜかは知らないが手で水を掻いても進まなくなってくる。しかも、
なぜか脚が沈んでくる。そして姿勢は徐々に崩れ、ついには腰まで沈んでくる。
要するに、おぼれてきているような状態になってくる。
脚が沈んだ場合、はじめのほうはバタ足や自転車をこぐような脚にすれば再び浮き上がるのだが、なぜか、本当に理由が分からないが時間が数分経過してくると、徐々に背浮きの体勢を保っていられなくなる。あと、ほんの少し水をかくので手が疲れるかな。

とはいえ、もちろん腰が沈んできても、息は吸い込んでいるので顔は沈むことはない。
なので息をまた一気に吐いて吸う事で呼吸ができなくなるわけではないのだが、
なにぶんほとんど直立の姿勢で口と鼻だけ水面に出しているような状態なので、分かるだろう。
首を上に結構曲げないといけないと。これ、ちょっと呼吸がしづらいし、首が少しつらい。

落水してから数分程度浮いていられれば救助されるとはいうが、気づかれず何時間も漂流した場合どうすんねんということなので、数分で浮きはするもののしんどくなる体勢はよくない。

そう判断した我は、何分も経過して脚と腰が沈んで手と脚を使っても体勢を立て直せない状態になってしまうことが判明したのだが、難儀なことに…。
なんと、直立姿勢になってしまうどころか、そのままもう半々回転するような状況になる。
いわば、背浮きをしようとしているのに、勝手にたぶん慣性でふし浮きの状態になってしまう。
すると、顔を上げていても沈むのは明らか。なぜかというと後頭部が浮いてくるから、口と鼻が沈む。犬掻きを考えれば分かるだろう。そうなると強制的に犬掻きをしろということなのかというと、そうでもない。まあ別にしてもいいが、体力の消耗を抑えたいので。

それで、姿勢が続かずふし浮きの状態になってきたときの対処法。
もうこうなるともとの背浮きに直接戻せない。そこで、今かろうじて出ている口と鼻で大きく一気に呼吸しなおし、十分に肺に空気を溜めてから、鼻をつまんで←重要
体勢を背浮きに戻す。このとき、鼻をつまむので、手がふさがってしまう。
だが、鼻をつまむのに両手を使っていたとしても、
脚だけで十分ふし浮きから背浮きの体勢に変更することはできる。
やり方はさっきも言ったとおり、わからない。だが、なんとなくそれっぽく動かすことでとてもスムーズに姿勢を180度転換可能。
もちろん姿勢を転換して背浮きの体勢になった直後は、まだ口と鼻が水面に出ていないので、
数秒間、水面に出るまで鼻をつまんだまま待って、口と鼻が水面に出れば、また呼吸しなおせばよい。このとき、自然とまた脚は浮いている状態になっている…はず。

これを繰り返せば、きわめて体力を消耗せず浮力の少ない淡水で生身でも、姿勢の回復を行え、これはすばらしい案だと我ながらうれしくなる。
実はこの浮き方、なんと手で水を掻く必要がまったくない。いわば手はもうフリーの状態。

今回の背浮きは、一応手も脚もまったく使わず成り行きに任せることにした。
するともちろん早い段階で腰と脚がどんどん水に沈んでいく。
だが数分の間は、からだが回転しすぎず、ただ首を上に上げて呼吸するだけでずっと直立の姿勢に近くなるものの浮いていられる。首を上に上げるが呼吸は苦しくない。
しかしこの状態で時間がたつと、なぜか脚がもっと沈んできていよいよ肺の部分もその沈みによるからだの回転に影響されて、頭の背後に肺が回ってしまう。
そうなれば、もう勝手にふし浮きになってしまうが、あわてないで、
鼻に水が入らないように手を使いながら、脚で姿勢を転換しなおす、
そうすればなんと、この操作は数分に1回くらいでよさそう。
それとももしかすると、前から流れが来ているからこんなことになるのかも。
いずれにせよ、半永久的に浮いていられるわけである。
欠点としては、首がほんの少ししんどいか。また、口と鼻しか水面に出ない状態、いわゆる体がどんどん沈んで回転している状態になるので、初めてではあせるだろう。このままではおぼれると。
しかし例のごとく肺の近くにある顔は沈まないので、姿勢だけ気をつければいい。
ほかの欠点は、寝にくい。川で漂流中、たまに姿勢転換してしかも首を上にしなければいけないので少々寝にくい。ただ、体力はほんとうに使わない。
何しろ浮いているときはただ呼吸をするだけ、姿勢が崩れたら手で鼻をつまんで脚を少し動かすだけ。これはいい。

これを実践しようとしてみたが、本当は脚を伸ばしたままこれができるかやりたい。
しかし、ご存知のようにプールの水深は1.3mなので、ひざをずっと曲げてないとこの実践ができない。何時間も浮いていないといけないとき、ひざを曲げ続けたくもない…。
ただたぶんひざを伸ばすと重心が腐心からずれるので力のモーメントでより早く沈んできて、速く沈むので慣性で勝手にふし浮きになり、頻度が大きくなって面倒という問題点。たぶん。

だがしかしこういったものは、ほんとうに足がつかないというような条件下ではないので、
どうしても完全な策とはいえない。

やっぱり実際足のつかないところで浮き続けられればいいんだが…。
やっぱり水深が深いと、どうしてもひざをまげてこういった実験をしないといけない。
脚を伸ばした場合の状況も知りたいのに。

ところで、これまで背浮きがどうのこうのといっていたが、我は悟ってしまった。
確かに転落事故時、背浮きが最高に良いと思う。これ以上の良い方法はないなといっても過言ではない。ただ、浮力体が本当に何もなくて、水が淡水で浮きにくく、かつ生身だった場合、意外と背浮きをしていると体が結局沈んできてなんとなく怖い気がしないでもない。

うん待てよと。それじゃあ、そういった場合は、大きく息を吸い込んだ後、
もう首を上にして呼吸だけしてればいいのではないかと。これは実験しなくても分かる。
なぜこれが成り立つか。理由は簡単。空気を吸っていれば絶対に沈まないからである。
その沈まない部分を顔とにするように首を上に向ける。それだけ。
もっとも沈まないための原始的な方法に回顧してしまった。
ただこれでは首がつらかったりするので適宜背浮きの体勢に戻したりするのがいいのじゃないかと。この一連の方法では手と脚で水を掻いて浮力を維持する必要がないのもメリット。

まあ呼吸をするとき、顔が沈まないように補助的な感じで手と脚で水をかけば呼吸がより楽に。
この体勢を基にして、手と脚での水の掻き方に試行錯誤を加えて、顔の水面への上がり具合をチェックしながら、水深の深いところで念のためにすぐにつかまれるように端でやっていれば、
おのずと効率の良い立ち泳ぎの方法へと発展できるではないかと。

いわば、極論では立ち泳ぎをしていなくても顔を一応水面に出していられる。
立ち泳ぎをすれば呼吸がより楽になり、かつ前方を見ることができ、そして首が楽。
それが立ち泳ぎのメリットだろう。

我は極端な話。水に落ちたら(靴を履いていない場合)脚の方は沈んで胸が浮かぶので、
首を上にして浮くまで待って、あとはそのままなんか手か脚で水を掻いて前に進めばいいんじゃないかと。
あ、もちろん着衣の場合は背浮きが最安定なのでこれを使うが。
というかこれは逆に難しい。靴が浮いてたぶん前方か後方へ倒れるので。

よって我が今日までに学んだ浮き方を一応述べておくと、

靴を履いていない場合
とにかく首を上に上げておけば結構安心。適宜手と脚を使えばよさそう。(本当に足のつかないプールで要検証)手と脚を休めても息を吸い込んでいれば顔だけは浮くので安心。
波があれば、少し手と脚で浮力を高めて顔を上げるのがいい(これも未検証)
靴を履いている場合 背浮き。以上。

普段着での着衣を経験しているものならば、着衣の状態のほうがよっぽど水中では安心する。

そういうことで、脚のつかない深いプールでも首を上に上げておけば大丈夫そうなことが判明。
あと、注意するのは息を吐ききらないように。
一回でもこれをしてしまうとけっこう危ないので、息は常に吸い込んだ状態で、
呼吸の時は吸い込んだ息のいくらかを吐いてすぐに吸いなおす、といった感じで。
別にこの呼吸方法でも普通に呼吸は続くので、問題なし。
あと、ずっと顔が水面に出ていれば鼻に水が入りにくいし、呼吸のタイミングも自由。
これは結構長時間浮くには安心感がある。

ついでに述べておくと、たまに背浮きや首上突き上げ浮きポーズでバランスを崩すことがあるかもしれないが、もう左右へのバランス崩しは余裕で腕で立て直せる。

だが残念なのは、ちょうちょ泳ぎ、意外と何時間ももたない。生身では。
おまけに、前後に動けても方向転換が結構難しく、流されがち。

こんな感じである。我が脚のつかないところで浮く方法に関して考えたのは。
なんや浮力体がなければ結局直立の姿勢になって首を上に突き上げて呼吸することになるんか。

しかしや。我はあえて言おう。
海水浴するときは、自分の趣味の関係で絶対服とシューズを履いていたいので、
もう浮力は十分。何しろ海だし服を着ているしシューズを履いているし。何もしないでも余裕で背浮き可能。要するにもう海でらくらくくつろげる状態。
いやでも本当にシューズの浮力はすごい。これは結構しゃれにならんくらい脚がぷかぷか浮く。
世界が変わるな。
ただ総じて脚で泳ぎにくくなるか…?まあ別にそこはどうでもいい。なぜなら浮き続けることを至高の目標としている我に、速く泳ぐ、かっこよく泳ぐことなど、もはや完全にどうでもいいからである。

我の至高の目標は、
いかに長く
いかに楽に
いかに安心に
浮いていられるか、ということにしか重点を置いていない。
よって今後もその方向性でいく。はやく水深の深いプールで立ち泳ぎの練習をしたい。
もうそれを覚えれば以降は生身では立ち泳ぎ安定、疲れればもう例の首突き出し。
靴ありでは背浮きともうチャートは完成した。

脚、意外と浮かないものだったのだ。
しかし浮かないものの、泳いだり姿勢を立て直すのには本当に重要な部分。
…極端な話、手と脚を縛られても首突き出し姿勢なら浮いていられそうだが、まあ姿勢を崩せばそこで命が…だが。あ、もちろんまねしてはいかん。危険すぎる。いや深いプールだけでも危険なのに。
ところで不謹慎だが、脚がない場合、こんなことは絶対にいやでもうつらくてつらくて悲しみに沈む級だと思うが、その場合体は浮きやすくなると思う。だがその代償は大きい…。

ほぼ確実に高所から飛び降りたら助からない…。自由に動きづらい…。

まあそんな感じ。明日は水深が今日より深いであろうプールに行って、もっと練習と試行錯誤を重ねるつもり。背浮きはたしかに数分できれば命が助かるともいうが、安全思考の我は本当に半永久的に浮き続けたいと考えているので…。
やっぱり、低体温で死ぬのと水を飲んで溺れ死ぬのは、なんとなく低体温のほうがしょうがない感、がんばって生き抜いた感があるので、そっちのほうがいいかな。
ただもちろん死ぬのはまっぴらごめんなのでそんな選択はしないことを望む。

あ、そうそう…。また夢で襲われる夢をみた。
それは次の記事で話そう。