本日は水に4時間30分くらい浸かって実験してきた。
その中で、顕著に感じたことは、帰ってからどっと疲れる。実はこの後技能教習2時間。
もはや布団に沈みたい我(水に沈みたくない)はそれでもまだ2時間がんばらねばならないのだった
さて、本日の内容だが、犬掻きと背浮きの2本立て。
犬掻きに関して、第1日目はそれっぽいことを沈むものの、ものの数秒で身体が沈んで呼吸ができない。そこそこ必死で手と脚を使って水を掻いていくんだが、結構な掻き数でも口が沈んで鼻が沈んで呼吸が…。
頭が重いのと、浮力を得られていないのが問題と見られた。そこで我は今日の4時間半を利用して、犬掻きの手法について独学でがんばった。
その結果。
頭はかなり上にそらせて呼吸は息を吸い込んだ状態で呼吸するときは息を一気に吐いて吸う。
これは頭をなんとか水面に出せているので、いつでも呼吸が可能。あとはそれでかなり激しく手と脚を使って水を掻く。…の割には進まず、しかも犬掻きの体勢は大きく背中をそらせて首もそらさなければならない。そういう姿勢でがんばって水を掻くと、なんとか顔が水面にでて呼吸ができる!!
しかしだ。こんなしんどい泳ぎ方に首もしんどい。もうこれは没確定やな。
だが、実は姿勢変更で背浮きと変えやすいので、もうつかれきってしまったら、最後に大きく息を吸い込んで鼻をつまんで、背浮きの体勢。鼻と口が水面に出たら手を離して呼吸を始める。
これならいけるのではないかとおもったが、低確率で鼻に水が少し入ってくる。
思う。犬掻きって何のメリットがあるのだろうか。せいぜい海に落ちて十m程度くらいしか陸が離れていないときしか使えない。
この場合は水に転落した後、背浮きの姿勢をとるかそのまま体が浮いてくるのを(これが重要で、着水前に空気をたくさん吸い込んでおく)待ってあとは犬掻きの体勢で進んでいく。
これなら岸に戻れそう。かなりしんどく進まないが、安心して顔をなんとか水の上に出せるので、
呼吸の可能時間が長く、恐怖が少ない。もちろん口が吸えるので、鼻も大丈夫だし、眼もしっかり空気中に出ているので、行くべき目的地を定められる。
ただ長距離の移動には向かないし、靴を履いているとどうなるかわからない。
靴の場合はちょっと検証のしようがないのであきらめる。なにより靴を履いていたら、我は絶対に背浮きを薦める。もうこれが至上。脚が沈まないので本当に何もしなくてもずっと背浮きの体勢を確保できる。普通転落事故時は靴を履いているので、もうこれ一択。
数時間でも余裕で浮いていられると思う。これは生存率大幅アップ確定。
じゃあなんで犬掻きを考えてるのかというと、万が一靴を履いていない、たとえば川や海で水遊びに流されたときが問題だからである。あとヒールなどの泳ぎにくい靴を履いていた場合も、脱ぐだろうから。このときは犬掻きで近距離なら戻れる。
犬掻きのコツは、やっぱり首をそらせて顔をできるだけ上向きにして浮力を得ること。
普通に顔を前に向けていると口と鼻が沈んで呼吸ができない。
だがそれでも必死に泳ごうとしている感が否めない。でも顔を空気中に出せるのって、なんとなくうれしい。これがもっと楽に顔を水面にだせたらな…。
そういうわけで立ち泳ぎを考えるのだが、水深1.2mではやりようがない。
体が沈んだ状態からでは、脚が普通にそこにつくので脚の使い方云々の前に、まずできない。
ううんこれはどうしても習得しておきたいのに。
それと、あとは手で浮力を得て1秒ほど呼吸ができる状態になるというもの。
これは犬掻きでも背浮きでもない、いわゆる我流のとても効果的でなさそうなもの。
どうやら、小学校高学年の必死の25mでは、たぶんこれを使っていたっぽい。
方法はこう。とりあえず脚はバタ足で、手は両腕で水を掻く、それを繰り返して、水面付近まで顔が上がってきたら、一気に手で水を掻いて頭を浮かす。その間の1秒間に必死にがんばって呼吸する。ただ、これ結構難しく、息吐きと息吸い込みを同時に行うので、結構つらい。
ましてやこの1秒間の呼吸の後、体が大きく沈んでかなりプールのそこのほうまで沈む。
このとき、鼻に水が入りそうなので、おすすめできない。この場合、呼吸頻度はそこのほうまで沈んだ後、体が浮いてくるのを待たねばならない。そして頃合いを見計らってもう一度手で大きく水を掻き顔を出して呼吸。
これもけっこうしんどい。こんなのをしているくらいなら、まだ呼吸が安定してできる犬掻きのほうが非常時は効果があるだろう。
また、姿勢転換の話になるが、鼻を押さえてないとけっこう鼻に水が入ってくる。
これが非常時、足のつかないところで起こるとやっぱりあせってしまいそれこそ死ぬので、
できるだけ鼻はつまんでおくのがよさそう。姿勢転換は両手のひらをつかって体をひねるような感じ?で。それで背浮きの体勢になって、すぐに顔が水面に出てくるので、顔が水面にでたと判断した瞬間に鼻から手を放し、大きく一気に呼吸し、浮力を保つ。あとはそこから背浮きの体勢に戻ればいい。逆も同じような感じ。
ただ、背浮きと犬掻きを切り替えるメリットがないので…あんまり意味がない。
しかしこれは意外なところで重要。そう、転落時の姿勢である。
我は経験によりこう考えた。一応実験済み。
1、転落の瞬間、水に落ちるまでに大きく息を吸い込む。また落下時の衝撃に耐えられるように体に力を入れる
2、落水の瞬間、本当は受身を取るのがいいみたいだが、まあそんな高所からは転落しないとみると、一応深く沈んだときに鼻に水が入るととても苦しいので、鼻をつまんでおく。
3、水に沈んだ後は、大きく息を吸い込んでいるのですぐに体が浮き上がってくる。
さて、ここで姿勢転換が大事になる。
この姿勢転換を使えば、うつぶせの状態になっていても直ちに背浮きの姿勢に変更できる。
かなり水中では姿勢転換は行いやすいものである。
ただ空中はな…高所からの飛び降りを見ればわかるように極めて困難。
なぜか。まあそれは言わずとも分かるだろう。抵抗が大きいから。反作用。
4、それで顔が水面に浮かんで大きく息を吸い込んだら、しばらく呼吸によゆうができるので、
とりあえずまずは脚を浮かさなければならない。
…そう。実は生身で背浮きをしているとき、最大の問題点は「脚が沈む」ことである。
何もしていないと、どうしても徐々に脚が沈んでいき、意外とこれを立て直すのは至難の業。
これには我もとても苦労した。どんどん脚が下がっていき、次第には脚はもう直立状態になってしまう。これでは手のひらで水をかいても浮力を得にくくなるイメージ。
そうすると呼吸がつらいし、首も上に向けねばならず、つらい。
その場合どうすればいいかはまだ未検証。なぜなら1.2mプールなので、脚が直立状態になる前にプールについてしまう。これではその後からだがどういう経過をたどるのか分からず、とても残念。だが我は気づいた。
俗に言うちょうちょ泳ぎ、いわゆるエレメンタリーバックストロークとかいう泳ぎ方をすれば、なんと脚が沈まない。水を手で掻くので呼吸がおだやかにできる。そこそこ進む。抵抗が少なく腕が疲れにくい。これなら数十分は腕がもつので浮いていられそう。
しかも浮きつつ岸に体を寄せられそう。まあ大海原への転落では意味はないが、
どうやらとまっていると脚が沈むらしいので、このちょうちょ泳ぎで手を動かすと、手で推進力と浮力の両方を得られ、かつ脚が沈まない感じなので、浮くのが楽になる。
ただ、背浮きの状態で脚が沈んでしまった後に、もう一度このちょうちょ泳ぎで背浮きの体勢に立て直せるかはまだ未検証。
あと余談だが、流れのなさそうなプールでも背浮きをして少し時間が経過するだけで、あらぬ方向に流される。しかしちょうちょ泳ぎを用いると、結構ぶれずにしっかり浮いたまま泳げる。
これのメリットを挙げておくとすると
1、手を動かすが疲れにくい、それでいて浮力と脚部の沈下を防げ、姿勢の安定につながる
2、そこそこのスピードで目的の方向に進める
3、浮力が発生して呼吸がとてもしやすい
こんな感じだろう。これでとても楽に20mを泳げた。先述の犬掻きでは必死だっただろう。
この泳ぎ方はもう、転落時最高じゃないかと感じた。平泳ぎなどまだできない我にとっては。
ただ、これで力尽きたときはどうすんねんという課題が残る。ここもまた考えねば…。
そうそう、腕を頭の上に伸ばして重心を移動させて脚を沈みにくくする、という作戦もやったが、これはだめらしい。なぜなら、これでは進めない。そして腕が疲れる。(伸ばしているので)しかも結構いつのまにか腕が水面から浮いてしまったりして結果顔部分の浮力がなくなって鼻と口に水をかぶる、あと意外にも脚沈みの問題が解決されていないという具合。これはあかん…。
ただ、靴を履いた場合では、もちろんこれでも安定し、というかこれだととんでもなく顔部分が浮く。
ひょっとすると耳まで出るのではないかというくらい。これは自らのプールで体操服とシューズで実験した。もうシューズを履いているだけで世界が変わる。服に空気を入れなくても、しかも腕を胴体の横に置いて何もしなくても浮く。
…まとめると、浮いているのは難しいみたいである。浮くためには、脚の沈下を防がねばならない。そのためには手で水を掻いて体の浮力を保つと共に、この掻きにより進行方向への力を与え、それが揚力となり(飛行機の浮き上がる原理とたぶん同じ)脚が浮く。
こうすれば、なんと腕を動かすものの、ちょっとひじと手のひらを動かすだけなので、疲労がたまりにくく、呼吸も安定するので、かなりの時間は持つだろう、と考えた。
だが結局事故時は靴を履いている場合がほとんどなので、そんなことをしなくても、
ただ背浮きの姿勢になっているだけで簡単に浮く、ということが経験により分かった。
ほんま、靴のすばらしさにはうれしくなってしまう。
歩いているときに脚にかかる衝撃を吸収してくれるし、とがったものを踏み抜くのを防止してくれるし、高所からの飛び降りでは足の裏を守ってくれ、襲われたときは靴の底の堅さで防御したり攻撃したりできる、そして極めつけはこれさえあればもうらくらく背浮き可能ということ。
これはもう、運動靴を日々履いておくしかないな。家では履かないが、もし家で水難したらただちに靴を履くべきじゃないかというくらい、靴は重要。
ただ靴の中でも素材に違いがあって、靴でも沈むのがあるっぽい。これではより事態が悪化するので、靴は脱ぎ捨てたほうがいいかも。靴は幸い足のちょっとした操作で脱げるはずなので、落水時は脱ぎ捨てるよりむしろ絶対に履いておくべきだということが身をもって分かった。
要するに、水への落水時に大切なものは次の3つ。
1、肺(吸気)
2、手のひら(反作用の浮力)
3、靴(浮力)
この3つがあれば、もう水も怖くない。何もせず水中で寝ていられるくらい余裕かもしれない。
ところで、落水した場合やはり超高確率で服を身に着けているだろう。
我は、幾度となく服を着てお風呂に入ったりして、背浮きの練習もしてきた。
なので、もう服を着て水に入った感じはもう容易に想像できるだろう。
なお、服に空気を溜めるというが、以前も述べたとおり、Tシャツでは空気が逃げやすく、結構難しい。ただズボンは結構役立つかも。意外と体に密着しているはずなので、空気が溜まりやすいとみている。ただ、靴の浮力だけでもう十分だと思うが…。
えっスカートは…ちょっと我の領域外なのでどうしようもない。
これらから分かった考察はたとえば我の浮き具合(個人差があるのは明らか)から言うと、
事故で転落したときは一連の浮き方を覚えた(あとはすぐに実行できるか)。
もう大きく息を吸い込んで鼻つまんで背浮きで呼吸。
ただ背浮きでつらいのは上しか見えないこと。これのせいで今日は何度もプールサイドや横のレール?に頭をぶつけた。これだとたどり着くべき岸の場所が分かりにくいのが難点。
しかしだ。余裕があればもう少し頭を寝かせて向こうを見ようとする(未検証。注意)のもいいかも。
ただ、別に岸にたどり着かなくても転落事故なら通常だれか見ているはずなので、わざわざ岸に戻らなくても体全体を浮かすためだけにどこか適当な方向にちょうちょ泳ぎで進むのがよさそう。
ただこの適当な方向水の流れが強く、かつ岩場だと頭をぶつけてしまうという問題がある。
だが、頭をぶつけても、高所からの地面へ転落したときの頭部への外傷に比べれば小さいものなので、まあ耐えられるだろう。いやあ川は危険。こういう危険もあるから。
…滝?滝に落ちたときはどうするかって…?これはもう、気力しかない。
もう落下時の衝撃に必死で耐えるしかない。50mくらいある滝なら、落水でたぶん死ぬので…。
まあそうなればもう諦めるしかないかな。もう腕で頭を守るくらいしかできない。
それとも頭よりも受身を優先するかだが、どちらも厳しい選択を迫られるだろう。
滝に近くで遊ばないのが吉。
飛行機墜落時に腕で頭を守るように支持されるはずだが、やっぱり首は最優先で護らないと。
なんでかって?この前のコンクリート2.7mの飛び降りと同じ。首は衝撃でダメージを負いやすいから。ほんまにこの飛び降りでむちうち(3日間)になって大変だった…。脚も打撲や骨の損傷などいろいろダメージをこうむったが、別段命に関わらないものばかり。これに対して首は頚椎をやられると本気でまずいし、鞭打ちでも後遺症などが良くないし、持続期間も長いし、つらいし不安感満載。
あとこの経験で、交通事故後は一応病院へという理由がよく分かった。何しろたぶんあの時受けた衝撃は軽い交通事故よりも大きかったかもしれない。普段2m級の飛び降りで首など痛めたことがない我が衝撃に対して身構えたのにこれ。実験とは名ばかりのもはや事故級になっていた。
現在は首の治癒(治りきってからも相当の時間後にする予定、なおもう現在完治している模様。
軽度だったので3週間ではなく3日で治ったのが救い。あと、まだ右足のすねの骨、脛骨がまた飛び降りなどの衝撃を加えると少し痛む(普通に階段を下りている分には問題なし)ので、これは今飛び降りては絶対にいけない、とみている。何しろ我はこんな状況になる2.7m飛び降りをした後も別の靴で45cmから2.7mまで6回分同様のことをしようとしてたのだから。こんなんしていると本気で骨折と鞭打ちで病院送りだっただろう。幸い、もう体が2.7mの飛び降りを気分的に拒否したので、これ以上の外傷を避けられた。やっぱり体の調子には従っとくものやな…。危うく大惨事になるところやった…。脛骨骨折にむちうちとかもうどう考えても交通事故そのものやん…。
話をもどそう。
つまりだ。一人で川遊びをしていて、しかも靴を履いていないのがもっとも危険ではないかとみた。
(海なら頭をぶつけにくいし、海水は浮力を得やすいので海は有利そう。波などを考えても)
今日考えられることはこれくらい。
やはり脚が沈下したときの対処法を考えないとといけない。
だが1.2mプールでは浅すぎる。脚が沈下する前に地面につくので実践不可。
同様に立ち泳ぎも脚が地面につくのでできない。
結構この2つは重要なのに。
逆にこの2つの対処方法を会得すれば、もう立ち泳ぎで周りのようすは見れるし呼吸できるし姿勢が崩れても安心、つまり背浮き状態で手の水かきを緩めても安心といいことづくし。
生存率大幅アップに違いない。
そうそう。アニメキャラなどは海に落ちても当然の権利のごとく首まで水上に出せていて、暗黙の了解のように立ち泳ぎができてるっぽい。それができれば足のつかないところでも楽に浮いていられるのに。この方法をどうしても習得したい。これはもう、小学校時代からの願い。
立ち泳ぎができるようになりたい。
小学校の頃にやってみたりしたが(身長が低かったので)案の定頭が水中に沈んで呼吸ができなかった。
なので、どうやって足で水を掻けばいいのかまだ分からない。
いざというときのためにこれはぜひ覚えておきたい。
まあ水遊びでもない限りいざというときはほぼ確実に靴を履いているだろうからこれを覚えていなくても背浮き一択なんだが…。
ということで、今回は感想や考察などをまとめてみた。
4時間半近く水に浸かっていたので手はふやける。別にそれによる問題はないんだが。
あと、体重が75kgで物理実験を考えていたが、最近まであった胃の不調や、飛び降り前日の緊張と不安と期待感によるストレス、最近2回のプール(計7時間)で、72kg程度に減った。
そして念願…ではないが、BMIが普通の領域に入った。やった。
こんな飛び降りなど無茶なことができるのは今だけ。2階から平然とコンクリートに飛び降りるような愚考をしていた我はちょっと体を損傷したので、しばらく体を鍛えて無理のない範囲で再挑戦することにした。だがきっと当分は飛び降りないだろう。むちうちつらいし、骨折いやだし…。だが不思議なことにほとんど内臓に飛び降りでダメージを負ったことがない。(飛び降りた後になんとなく呼吸がしにくいときがあったがまあ気のせいだろう。2.7mの時も今まで異常なかったし)こう考えると、以前紹介したかもしれない、脚から落下した場合、脳の損傷率?が一番高く?ついで心臓など内臓だったかな。意外と内臓は丈夫らしい。
…さて、今日の感想はこんなもの。明日モンパレで霜降りたんけんをしようかと考えている。
だが、明日は少々水深の深い(1.5m~1.7m程度)プールで立ち泳ぎの練習…というより直立姿勢で水の中に顔を出して浮かんでいたい。これは昔から我の切な願い。
我の水泳における究極の目標はこれ。
1、半永久的に可能な背浮き
2、足のつかないところで直立姿勢で浮いていられる
これができれば水難事故にあっても命はきっと助かるはず。たのむで、ほんまに。