去年、足のつかないところで着衣水泳ができなかったので、マイプールで代わりをした。
これについてもう少し述べよう。
このプールは、普通のプールとは違い、直径が2,3mくらいあって、さらに深さはとりあえず背浮きができるくらいの広さ。要するに、疑似着衣水泳が楽しめるというわけ。
我はこのプールの実装に心躍らした。
そう。これまでお風呂では脚を曲げたような背浮きしかできなかったのに、ついに真の背浮きができるのだから。その日を今か今かと待ち構えた。
本来購入は高3だったが、失敗。受験があったためである。
そして去年の夏、晴れて体操服とシューズ(当時盗まれていなかった)で着衣水泳開始。
それはそれは楽しかった記憶がある。そしてそっと背浮きをやってみたりした。
今年もそれをやる予定。夏場は例のダイビングプールは高価になるので、代わりに海または家のプールで代用を考えている。そろそろ暑くなってくる時期。30度を超えだしたらプールをやるにふさわしくなるかもしれない。
今回の目標。ダイビングプールでは足のつかない場所での対処の仕方を学んだ。
何時間でも足のつかない場所にいられることが判明。
よって自分のプールでは、背浮きをより高度なものへと昇華…?
…まあ要するに、やるべきことがなくなってしまった状態。
だが、楽しみとしての着衣水泳は、とどまるところを知らない。
いずれだれかと海に行こうかと考えている。だがそれができるのは7月になってから。
海は波があるというすさまじさ。プールの時より難易度が高い。しかし、海ではより浮きやすくなる。
この波に揺られる感じになれれば、晴れて海に転落した時も耐えられるわけである。
だがさすがにいきなり深いところに行くのはやはり怖がりな我としては避けたいので、
波の穏やかな、浅い場所で実験をしてから少しずつ深い所へ。だがもちろん、水深1.8m程度あれば十分なので、それ以上向こうへ行く理由がない。
とりあえず離岸流とかの発生しない場所を選びたいが、我は海は記憶によると2回目。
1回目は合宿。ちょっとこの話を深くほりさげることにしよう。
あのころ、我はまだ小学4年生くらいだった。実は我、恥ずかしながら…。
小学生のころまで、なんと歩いて数分の学校まで一種に親といっていたのだ。
さすがに高学年になると学校前までは恥ずかしくなって途中の場所まで、…というようになった。
そんな時代に塾の合宿があったものだから、それはそれは不安だった。
前日、親と離れるのが嫌で、寝ると明日が来るので寝たくなかった。
しかし合宿の日は来てしまった。
例の集合場所へ行く。いつもの元気な我の姿は見当たらず、ただただつらい…ような。
そしてRyobiバスが到着。…運命の時がやって来たのだ。
ついに親と2.3日間くらいの別れの時。なんというか不安だった。
だがその不安だけでなく、さらなる異変が我を襲った。
…そう。我はバスに酔うのである。もちろん、バスのきれいさや美しさに酔いしれるわけではなく、
ただ単に気分が悪くなるのだ。
その過程はこう。まず、バスに乗ると、特有のにおいが鼻を刺激。もうこの時点ですでに酔い始める。そして、親と離れる不安がより酔いを際立たせる。
そして、バスが発進。バスの発車や停車の加速度により、我の体は蝕まれる。
そして、だんだんのどが渇いてくる。そして、すこしずつなにかのどの奥、つまり胃のあたりに違和感がわいてくる。そしてあくびなどが何度も出てくる。
そして40分位時間が経過すると、耐えていた我もついに我慢できず、いよいよ吐き気が襲ってくる。そう、酔いは着実に体内で進行していたのだ。
一刻も早く降りなければ、まずい!!ということになるのだが、バスなので当然そんなことができるはずもなかった。青いタオルを口に押えて我慢する。
もちろん、現在ならば物理的にバスから飛び降りることは可能。後続車の車や前方の電柱や障害物の有無を確認して、はやくこの苦しさから逃れようと走行中のバスから飛び降りることが可能。
一般道、せいぜい時速40km程度なので、降りるのも別に怖くないだろう。
ただ、この経験をまだしたことがない。なので早急にこの実験がしたい。
コンクリートだといざというときを除いて普通に擦り傷を負うので、芝生のところで練習したい。
だが、車から飛び降りるとする。自分がこれをやると、残された車はどうなんねん!!という話。
本気でこの練習をしてみたい。誰か車の運転できる人、頼むわ…。
同じ大学の同級生ならもしや…?
ここから食事中の人注意。
話を戻すが、バスでそんなことをするなど常識的にありえないので、もちろんしない。
バスが崖に転落しそうなときは話は別。
そして、外に逃れられぬ運命を背負った我は、ついに運命の時を迎えた。
胃から茶色い液体が出てきた。
初めての合宿では、誤ってそれを青いタオルで受け止めてしまい、これに例のあれが付着。
だが基本我の嘔吐は、一度では収まらず、もう一度来るのが常。
今度はたぶんビニール袋を用意。もうこれを用意したら我の限界ということ。
せっかく酔い防止でバスの前に乗ったのに、あえなく撃沈。
ビニール袋に茶色の液体がたまってしまった。
塾の先生はそれの処理をサービスエリアでしてくれた。今思えばありがたかった…。
なお、あれの付着した青いタオルは、リュックサックに保管。
すると、そのリュックサックには永遠にこれによるシミがついてしまった。
嘔吐しきると、体が楽になって、そこからはリラックスしていける。なんでかはわからない。
そして次はフェリー。今思えば、このフェリーがライフジャケットをつけることができずに突然
海に(瀬戸内海に)落水したら、溺れていたかもしれない。危なかった。
フェリーで親の手紙つき弁当。不覚にも泣きそうになった記憶がないこともない。
そしてしばらくフェリーに乗った後またバス。なんとつらいことか。
そして小豆島の例の場所で合宿が行われた。
たしかはじめて行ったとき、夜一人になったとき、泣きかけてしまった。
まあこんなところ。
だが、小学5年で、林間という試練が我に降りかかったのだ。
この時もやっぱり悲しく、もう出発の時からなき顔。だまりまくり。
やっぱり2回目で有っても親と離れるのが寂しい。
後で林間のビデオが撮られていてそれを見返したが、なんと…。
泣き顔っぽい我が写ってるやん…。
うわこれは恥ずかしい…。
林間で山登りをさせられた。ハチ高原に行ったので、鉢伏山に上った。
なぜかこのとき体育が苦手なはずの我がなぜか先頭近いグループに普通についていくことができた。帰り滑落しかけた。いや大げさか。緩い斜面で少し滑っただけ。
なんとか手のひらで滑落を防いだが、ちょっとだけ怪我。
滑ってたら恥ずかしいことになってたかも。まあその程度の滑り。
よくこけかけたりしたときに手をつくので、最近の飛び降りもそうだが、どうしてもなんか気が付けば少し出血している。まあ程度が激しいからだろうが。
そして林間が無事に終わる。
以後は中学生になって、一年に一度またはそれ以上合宿みたいなものが定期的にあり、つらかった。だが何がつらいかというと、もう中学生になると親と離れるのはさみしくなくなり、酔うのと合宿先での突然の腹痛を怖いと感じるようになった。
最後に合宿があったのは、(泊まるもの)高校2年くらいか…。修学旅行かも。
またこの修学旅行が苦痛で、いろいろつらかった。身体的にも精神的にもダメージ。
これほどつらかった合宿(修学旅行)はないといっていいだろう。もう二度と行きたくない。
それで、中学と高校で修学旅行には2回行ったが、このとき、飛行機に乗る。
もちろんこの感覚を我が楽しまないはずもなく、やった加速度を体験できる!!という
嬉しさで修学旅行ではこれくらいだろうか。わくわくしたのは。
だが飛行機がブオーンと(ドラクエのモンスターではない)言いながら、一気に加速して離陸する瞬間。これはすごい加速度がくるのではないか?体がシートにたたきつけられるか?など思ったのかは知らんが、あえて体を起こして耐えてみようとした。
…だがその加速度は予想外に低く、電車の加速の激しいバージョンに過ぎなかった。
もっとこう、シートに激しく押し付けられるような加速度を期待していたんだが…。
それにしてもこの2回の飛行で、飛行機が墜落しないでよかった。
これが墜落していたら、もしかすると生きていなかったかもしれない。
どちらも夏や秋(10月)に行っているので、海に落ちても低体温はそこそこ防げただろうが、
まだこのとき、着衣水泳で背浮きの方法をあまり知らない。危なかった。
陸なんかに墜落したらもれなく体中に数百Gの衝撃を地面からプレゼントされるところだった。
よかった、Gという名の贈り物を受け取らなくて。
それで、この記事の話だが、海に行ったのは小学生時代で、塾の合宿に行ったとき。
たぶん1回目ではなかった。
このとき、ライフジャケットをつけて、海へと行ったのだ。
だが怖がりな我は、ライフジャケットをしているにも関わらず、足のつかないところへ行こうとしなかった。しかもライフジャケットをつけたり、そのような場所へ行かなかったので、
海での自身の浮力を体験することができなかった。
もちろん沖縄への修学旅行もあったが、海へ入ることなど厳禁。それこそ指導ものである。
よって我は海の感覚をいまだ経験したことがない。今年になって初めて海に行きたくなった。
なぜこれまでは行きたくなかったか。泳げない。足のつかないところでどうすればいいかわからない。
まあ今でもクロールすらやり方がわからないのだが、しっかりとその場で浮く方法や背浮きなど、
とりあえず「守」」としての泳ぎ方は学んだ。
あとはこの方法が波に打ち勝てるかどうか。
貝塚の海水浴場が一番近い。そこへ、7月の第1週か第2週に行きたいと考えている。
まああの体操服なら、もう水着のように動きやすいのでこれを着用しても違和感はないだろう。
海ならば、日焼けを抑えるため上半身裸の方の人の方が少ない、と信じている。頼むって。
その方が我が体操服を着用するのが恥ずかしくないので。
離岸流に流されたときどうするかも頭で思い描いている。背浮きで例のちょうちょ泳ぎをすれば、
いずれは岸に着くので、というか一緒に来た人が気づくので大丈夫。
もちろん波の高い日などはNGで、ここは怖がりで安全面重視な我にとって必須。
はたして、今年の7月やいかに…。