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2017年12月19日火曜日

雑記 花占い必勝法


こういうゲームがnewスーパーマリオブラザーズやマリオ64dsにはあった。
花占いという、先攻、後攻を決めて、プレイヤーは1枚から3枚、花びらをちぎっていく。0枚でのパスはできない。また、1枚めくるごとに花の顔が「にっこり」と「ガーン」を繰り返す。(はじめはにっこりから)そして、最後にちぎった人が、それによって「にっこり」になれば1点ゲット、「ガーン」になれば-1点をゲット(=1点マイナス)することになる。


我は何度かこれに挑戦したが、必勝できない。そもそもこのゲーム、必勝法はあるのか。
このことについてちょっと考えているうちに、面白いことが判明した。

まず、結論から言おう。このゲーム…。


先手必勝


なのである。どういうことか、とりあえず考えていこう。


最初の花びらの枚数が偶数ならば残り1枚では「にっこり」である。
自分のターンがまわって来た時でこの状態では、1枚を引くしかなく、それによって「にっこり」は「ガーン」へ。つまり負けが確定する。
しかし、残り2枚では「ガーン」状態で、ここで1枚だけ引けば、相手は上記のような状況になり、負け確定。すなわち、なんとかして自分のターン開始時に残り2枚にすればよい。または、相手のターン開始時に残り1枚にすればよい。


こうするためには、相手のターン開始時に残り5枚であればよい。
その理由はこうである。
相手が1枚引けば、残り4枚。自分が3枚ひくことで、相手に残り1枚とさせ、「ガーン」を誘発。
相手が2枚引けば、残り3枚。自分が2枚ひくことで、相手に残り1枚とさせ、「ガーン」を誘発。
相手が3枚引けば、残り2枚。自分が2枚ひくことで、自分が「にっこり」になって勝ち。
このように、相手のターン開始時に5枚にすれば、相手は必ず負ける。


そこで次、相手にこのようにさせるためには、自分のターン開始時に6,7,8枚でなければならない。
このとき、それぞれ1,2,3枚を引くことにより、相手に5枚で送ることができる。


そして、6,7,8枚で自分が引くためには、相手のターン開始時で9枚であってもらいたい。
そうすれば、1,2,3枚のいずれを引いても6,7,8のいずれかになるからである。


この操作を繰り返していくと、自分のターン開始時に1,5,9,13,17…枚でなければ、上記のように相手にこの1,5,9,13,17枚が残るように仕向ければ勝つことができる。


そして今まで考えた話は、最初が偶数であった場合を考えている。
ということは、1,5,9,13,17枚という奇数で自分にまわってくることはありえないのである。


これはつまり、先攻が必ず勝つことを意味する。
例えば最初10枚ならば、1枚引いて相手のターン開始時に9枚にさせれば、もうあとは流れ作業で相手に9→5→1よして「ガーン」を引かせて相手の負け。(=自分の勝ち)
12枚ならば、3枚引いて9とすればよい。
14枚ならば、1枚引いて13とすればよい。


この考え方を奇数でも適用すると、まったく同じことになって、やはり先攻が必ずことになる。


以上をまとめると、
1,2,5,6,9,10,13,14,17,18,…の枚数であった場合、1枚だけ引く。
それ以外の場合、3枚だけ引く。
この操作さえやっていれば、自分が先攻ならば必ず勝つことができる。
なんちゅうゲームや。


ただこのゲーム、記憶によると、実ははなびらが2重になっていた、とかいうパターンがまれにあった気がするので、そこのところは注意すること。


…じゃあ後攻だった場合、どうやって勝てばいいのか。
早い話、先攻の勝利率は上の操作を行えば100%なので、これはつまり後攻の勝利率は0%である。よって絶対に勝てない。相手がこの方法を知っている場合は。


しかし、もし相手が何かのミスで、1,5,9,13…枚(奇数の場合は4,8,12,16…枚)を自分に与えられなかった場合、上の方法にのっとってやれば、こちらの勝ち確定になる。
例えば最初11枚ならば相手は本来3を選ぶべきだが、間違って1を選んだ場合、10になるのでこちらは2枚引いて8枚とすれば形勢逆転。
まちがって2を選んだ場合は1枚引けばよい。


以上より、この花占いの必勝法は、
とにかく最初の枚数が偶数なら相手のターン開始時に1,5,9,13,…枚にさせて、奇数ならば4,8,12,16,…枚にさせればよい。


何気にこの必勝法はnewマリdsのサイトには見た限りかかれていなかった。






のちに調べてみたところ、以下のURLににたようなことが書かれていた。
ただしこっちは「にっこり」と「がーん」が考慮されない簡単バージョン。
もしこのとき我がいれば…。
https://www.asahi.com/articles/SDI201403042174.html
(有料会員限定らしい)
我はこの話を頑張って英語で書いてとある授業で提出するつもりである。